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MM272
固体力学応用
Advanced Theory of Solid Mechanics
【担当教官】 |
澁谷 陽二 (しぶたにようじ) |
【教官連絡先】 |
06-6879-7310 |
【履修対象】 |
応用理工学科機械工学コース(3年次) |
【単位数】 |
2 |
【セメスター】 |
6 |
【受講要件】 |
連続体力学、固体力学基礎を履修していることが望ましい。 |
【概要・目的】 |
塑性変形の力学挙動を理解するための塑性の物理と、取り扱うための場の方程式、特に構成式とその解析方法について述べる。 |
【授業計画】( )内は講義回数
- 固体の力学場を記述する関係式(2回)
- 固体の力学場を取り扱うための運動学的関係式(変位とひずみ)、力学量の保存則と応力について述べる。
- 塑性の物理(4回)
- 塑性変形を理解するための物理現象について述べる。まずは、塑性変形の現象論的な挙動について述べ、塑性変形の素過程である転位の挙動について講述する。
- 弾・塑性体の構成式(5回)
- 金属多結晶体に生じる降伏現象と塑性挙動の記述方法について述べる。また、実際的な弾塑性体の構成式について解説する。
- 弾塑性境界値問題と変分原理(3回)
- 弾塑性体に対する増分境界値問題を定式化し、その解の性質(唯一性、安定性)について述べる。また、弾塑性境界値問題に対する変分原理について解説する。
- 弾塑性境界値問題の解析(1回)
- 弾塑性問題に対する有限要素法について、その基本的考え方と解析事例について述べる。
【教科書】 |
プリントを配布する. |
【参考文献】 |
北川浩(著)「塑性力学の基礎」、日刊工業新聞社、冨田佳宏(著)「弾塑性力学の基礎と応用」森北出版、冨田佳宏(著)「数値弾塑性力学」、養賢堂、Y.C.ファン著、大橋・村上・神谷共訳「固体の力学/理論」、培風館 |
【成績評価】 |
期末試験,適宜演習を行うと共にレポートの提出を求めることがある. |
【コメント】 |
特になし |
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